



聖マタイは髭の人ではなく、左側の下を向ている若い人であるという説。
この解釈は昔からあったのですが、この4世紀間、マタイは髭の御仁であろうと考えてられてきて一般的にこの説が有力と考えられています。
1980年代に美術史界でマタイはテーブルの端に座っている若者であろうという説が提唱され、2012年頃から美術史界(イタリア、ドイツ)でこの説が再びとりあげられるようになりました。
イタリアの美術史家、SARA MAGISTERが法王ベネディクト16世の番組のなかで言及したのが議論の始まりでした。
キリストが使徒たちを召命したときに、彼らはまだ使徒としての自覚はまったくなかっただろう、召命に答えるまえにかなり悩んだであろうという解釈から、マタイはキリストに呼ばれても罪深いお金のやりとりの世界の中に夢中になっていたので、反応を示すどころではなかったかもしれない、という風に考えることもできます。
2018年に『本物のマタイは誰か』という本が出版されています。
この本の中でSARAさんはこの説に関する解説をしています。
