



関節がへこむのは、関節を曲げる筋肉の力と伸ばす筋肉の力が釣り合っておらず、伸ばす方向の筋肉の力が強い場合に起こります。
この不釣り合いの状況の影響を少しでも減らすために、昔から
・手のひらに凹みをつくって
・手首の力を抜いて
・肘を落とさないで
といったイメージワードが存在します。
さて、第一関節の動きは、曲げる筋肉と伸ばす筋肉の「絶妙な綱引き=協調性」によって保たれています。筋肉の出力の微妙なコントロールができない=協調性が未発達の子供の場合は、そもそもが無理なことなのです。
このことからも、難易度の高い曲に挑戦させて、筋肉の不釣り合いを常習化させるより、その子の指のコントロール=協調性の成長度合いに合わせた曲選びが大切になってきます。
関節をしっかりさせるには、「指の筋肉の力」ではなく、「指の複数の筋肉の協調性」が何よりも重要です。協調性は脳からの命令の適切さが大切であり、それを育むのに近道やコツはありません。
曲の練習とは別の時間枠をとって、関節がへこまない指の動き方を、目でしっかりと見ながら修正をしていってくださいませ。