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2026年3月東京開催声楽マスタ―クラスArte della Lirica Italiana

生徒の姿勢タイプ別・効果的な声かけとは?

生徒に姿勢について言及する際には「いい姿勢で演奏してね」という漠然とした言葉ではなく、猫背気味の生徒には「少し胸を上げて背を伸ばすようにね」、ピンと張りつめて反り腰気味の生徒には逆に「少し体の前を緩めて背中を丸めるようにね」などと生徒それぞれのクセを見極めて声をかけてあげればよいということでしょうか?

お気づきのとおりかと存じます。

「いい姿勢」という言葉には、「他人から認められる礼儀正しさ」といった言外の意味が込められることが多いかと存じます。幼少の頃から言われ続けた言葉が、いつの間にか音楽家の身体と心を「縛り付けて」います。

そこで、「暗黙の了解と呪縛」を解き、「全部は言わないけど解るよね?」という無言の圧力から生徒を開放させるためには、練習において「何をすればよいのか」を具体的に伝える事が良いかと存じます。

教える側のピアノ奏者としての経験と視点から、生徒の演奏の中に「その動きは望ましくない」「この動きの可能性をもっと伸ばそう」といった事が解った時、「目指すべき動き」を、出来る限り【具体的に】教えるのです。

【具体的に】教えられた結果に改善が感じられると、次はもう生徒自らが発見を続けてゆきます。生徒の自主性に任せたり、生徒自ら気付きを促したりするのは、その後でも良いのです。

生徒には【具体的に】練習させ、まずは成功させることから始めてください。そうすると「目指すべき動き」を、自ら練習し始めることができ、いつの間にか「良い姿勢」で演奏をしているはずです。

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