MasterClass | Mariella Devia

世界に通じるオペラ芸術を創造しようと気概あふれた方を対象にした、現在最高峰のソプラノでベル‧カント唱法正当後継者であるマリエッラ‧デヴィーア氏とアルフレード‧カゼッラ音楽院音楽史、音楽美学教授でジャーナリストでもあるカルロボスキ氏を講師に迎えて2015年から始めたマスタークラスL’Arte del Belcanto、第3回目となる2017年は、オペラを演奏する上で欠かせない台本アナリーゼ,コレペティ、ディクション、演技、歌、この各要素のエキスパートを講師に迎えた

表現するために必要な知識に支えられた発声のテクニックが演奏家をVero Interprete(真の表現者)にするという信念に基づいて構成された講習内容です。従来の発声テクニックのみのマスタークラスではなく、カルロ‧ボスキ教授による言葉からの台本アナリーゼとオペラ史、イタリア史、イタリア文学史を含めた作品スタイル解釈、チェーザレ・スカルトン教授によるディクション、演技理論と実技、そしてコレペティ、ルーカ・ゴルラ教授によるレッスンを組み込むことでソプラノ、マリエッラ‧デヴィーアとの声楽レッスンがより実りあるものになると信じています。
歌うということはすべての音楽の源であるといっても過言ではありません。”テクニック”や”流暢さ”も大事ですが、もう一歩上を目指すならばやはり単に西洋人の真似をするのではなく、自己主張が大切になってくると思います。

“あなたはどう表現したいのか”  ”わたしは何を感じるか”

このような問いかけが行われる必要性、そしてもしかしたらこのような問いかけこそが、音楽をやる醍醐味なのではないでしょうか。この問いかけこそがこのマスタークラスの意義であります。そして、

イタリアオペラを知り尽くしたこの4人の講師が伝えたいオペラの真髄

”歌うための発音”レッスンで”イタリア語の音”を耳からそして”話す””歌う”発音へと発展させ、オペラ史、音楽美学をふまえた台本アナリーゼとコレペティと行う楽譜の勉強で言葉と音楽の融合を理解し、音楽
の中で声と動きと共に表現する芸術をオペラ史に残るソプラノ マリエッラ・デヴィーアアンナ・ネトレプコのイタリア語ディクション指導、レナータ・スコットと10年以上にわたりマスタークラスを行った演出家チェーザレ・スカルトン、ベルゴンツィ、テバルディ、デッシー、フレーニ、デヴィーア、セッラのコンサート伴奏も務め、イタリア・ヨーロッパの歌劇場からの信頼の厚いコレペティルーカ・ゴルラ、イタリアオペラ台本研究第1人者、音楽ジャーナリストカルロ・ボスキと共に勉強するAccademia Arte del Belcanto

イタリア‧ローマ近郊の古城と湖の街ブラッチャーノ市で真のベル‧カント芸術に触れることが新しい問いかけの一歩になることを願っております。


マリエッラ・デヴィーア Mariella Devia

マリエッラ‧デヴィーア、イタリア、キューザヴェッキア(インペリア)生まれ。1973年、ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院声楽科を修了。同年、トーティ・ダルモンテ・コンクールで優勝、『ランメルモールのルチア』のルチア役でデビュー。ミラノ‧スカラ座2005/06年のシーズンで、彼女が長年演じてき、オペラ史に名を残したルチア役を引退。

ミラノ‧スカラ座、サン‧カルロ劇場、トリノ王立歌劇場、パレルモ‧マッシモ歌劇場、パルマ‧レッジョ劇場、ローマオペラ座、ボローニャ市立劇場、アンコーナ‧ムゼ劇場、ロッシーニ音楽祭、フィレンツェ5月音楽祭、マルティーナ‧フランカ音楽祭、ラヴェンナ音楽祭などイタリアの主要歌劇場、音楽祭に次々とデビューを果たし、メトロポリタン歌劇場、ロイアル‧オペラハウス、カーネギー‧ホール、ロイアル‧コンセルㇳへボウ(アムステルダム)、リリック・オペラ・オブ・シカゴ、ミュンヘン国立歌劇場、パリ‧シャンゼリゼ劇場、マドリード王立劇場、バルセロナ‧リセウ劇場、新国立歌劇場など世界の檜舞台で喝采を浴びる。
ロッシーニ、モーツァルト、ドニゼッティ、ベッリーニ、ヴェルディの作品に登場するオペラ歴史上重要な女性役を演じ、そのどれも高い評価を得る。これまでの輝かしいキャリアの中、リッカルド‧シャイー、ズービン‧メーター、リッカルド‧ムーティ、クラウディオ‧アバド、リチャード‧ボニング、ジャンルイジ‧ジェルメッティ、ヴォルフガング‧サヴァリッシュ、ジェームズ‧レヴァイン、ジョルジョ‧プレートルなど著名な指揮者と共演。

音楽歴史家たちから、驚異的なテクニック、豊かな表現力を持つデヴィーアの声は、イタリア‧ベル‧カント唱法の現在最も美しい声の一つと賞賛される。オペラ主要作品のみならずマイナーなオペラも含む幅広いレパートリーが特徴、2011年11月、マルセイユ‧オペラ座にて『ロベルト・デヴリュー』(ドニゼッティ)のイギリス女王役をデビューし、ドニゼッティの女王三部作すべてを演じた数少ないソプラノの一人である。

2013年4月、歌劇『ノルマ』のノルマ役デビュー。
数多い録音の中に、CDではオペラ‧アリア集(Bongiovanni)、夢遊病の女(Nuova Era)、ランメルモールのルチア(Fonè 1996‧ Dynamic 2008)、シャムニーのリンダ(Teldec),ロドイスカ(Sony), 教皇ピウス9世を讃えるカンタータ、ディドーネの死(Decca), ブルゴーニュのアデライデ(Warner Fonit)、清教徒(Nuova Era)、椿姫(Bongiovanni)、アデリア(edizione critica, Ricordi)、小荘厳ミサ曲(Fonè), ルクレツィア・ボルジア(Bongiovanni)などがあり、2000年にはヴェルディ室内楽伴奏歌曲集(Stradivarius)の録音をセルゲイ・ラリン、ミケーレ・ペトルーシと行う。
DVDにはマリン‧ファリエーロ、ランメルモールのルチア、連隊の娘、マリア・シュトゥアルダなどがある。


カルロ・ボスキ Carlo Boschi

1981年より音楽史、音楽美学教授
1981年-1984年 ペルージャのフランチェスコ·モルラッキ音楽院
1984年-1986年 ペーザロのジョアキーノ·ロッシーニ音楽院
1986年から現在までラクイラのアルフレード·カゼッラ音楽院
2012年-2015年 Università Tor Vergata トルベルガ-タ大学(ローマ)の文学部の客員教授

1984年にジャーナリスト名簿登録
1984年-1992年 メッサジェーロ新聞の音楽評論家
1986年-1991年 音楽雑誌SuonoSud編集長
1999年-2005年  旅行、料理、文化雑誌Viaggi e Sapori (旅と味)とコラボレート
2003年-2007年 オンライン音楽雑誌Biblionet-Musica編集長
2008年までオンライン音楽雑誌 Alta-Fedeltà 編集長
1986年-1989年 音楽雑誌Alfabeta に寄稿

SAT2000テレビ局のクラシック音楽番組Alta Fedeltà発案者、2008年まで出演
イタリア国営放送協会、バチカン放送、イタリア-スイス放送局の数々の音楽番組の制作者
1998年 モノグラフィー Angelo Mariani アンジェロ‧マリアーニ 著作
1989年 モノグラフィー Karkheinz Stockhausen カールハインツ・シュトックハウゼン 著作
2011年 Proverbi e Controverbi  諺と反諺 著作
その他 数多くの音楽論文、記事寄稿

IZMEZ – Istituto per lo Sviluppo Musicale nel Mezzogioro(イタリア南部音楽発展機関)の創立者の一人
バチカン美術館内のコンサートのコンサルタント
ラクイラ、ワルシャワ、ストラスブール、ブカレストの音楽学校
共同プロジェクトRomanticismo in Europa (ヨーロッパのロマン派音楽)の責任者
“Gruppo Musica Insieme” “Ottetto Vocale Italiano” のバリトン歌手としてCD録音
ウルビーノ市のAccademia Raffaello ラッファエッロアカデミーの一員
イタリア国内外において多くの音楽講演
日本音楽学会正会員


チェーザレ・スカルトン Cesare Scarton

オペラ演出家
ローマ・サンタ・チェチリア音楽院オペラ・劇演出コース卒業、ボローニャ大学芸術・音楽・劇コース修了。

タンクレーディとクロリンダの闘い(モンテヴェルディ)、ディドとアエネアス(パーセル)、田舎哲学者(ガルッピ)、奥様女中(ペルゴレージ作。ローマ、ヴィリヌス、リガ、タリン、キエフ、プダベスト)、セヴィリアの理髪師(パイジェッロ作。ローマ歌劇場に於いてファビオ・ビオンディ指揮)、ニーナまたは恋狂い(パイジェッロ)、秘密の結婚(チマローザ)、惨めな劇場支配人(チマローザ、dvd出版)、最初に音楽次に言葉(サリエリ)、コシ・ファン・トゥッテ、羊飼いの王様(モーツァルト作。ナルニア音楽祭)、チェネレントラ、アディ―ナまたはバグダッドの太守、アルジェのイタリア女(ロッシーニ)、愛の妙薬、夜の呼び鈴(ドニゼッティ)、アンナ・ボレーナ(ドニゼッティ、ファビオ・ビオンディ指揮 dvd出版)、利口な女狐の物語(ヤナーチェク)、修道女アンジェリカ、ジャンニ・スキッキ(プッチーニ) 、スペインの時(ラヴェル) ブルンジバル(クラーサ作。ローマ歌劇場2013,再演2014,2015)、頑張りやのリスさん(ロータ)、小さな煙突掃除オペラを作ろ(ブリテン)、班女(パンニ作。世界初演) などイタリア古典オペラから近現代オペラまで幅広いオペラ演出を手掛ける。

ヴェルデイ200年生誕記念コンサート演出(cd出版)、レナータ・スコットをナレーションに迎えた舞台《椿姫-ヴェルディとデュマ-2013年パルコ・デッラ・ムーズィカホール》、《チャイコフスキーとフォン・メック夫人、ソニア・ベルガマスコ主演 》、2015年イ・ソリスティ・ディ・サンタ・チェチリア国立アカデミー管弦楽団とアントニオ・パッパーノ指揮でヴェートーベンの饗宴などを企画、制作。
声楽様式の専門家で、コンサート、講演、講習会、ラジオ放送を通して特にMelologo研究とその再評価に献身。ウンブラ音楽祭、パナテネエ音楽祭(ポンペイ、アグリジェント、カプリ)、パルマ・ヴェルディ音楽祭、リエティ・Reate音楽祭などの芸術監督を務める。

ロッシーニ財団出版委員メンバーで、ロッシーニの台本、作品批評・書類などの研究責任者。
2004年~2015年まで国立アカデミア・サンタ・チェチリアでソプラノ、レナータ・スコットと共にマスタークラスOpera Studioを行う。2009年よりバイエルン国立歌劇場のイタリア語オペラ責任者として、ケント・ナガノ、ズービン・メーター、キリル・ペトレンコ、アイヴォ―・ボルトンのオペラ上演、ドイツグラモフォン、ソニーのCD録音
に携わる。
ローマ・サンタ・チェチリア音楽院演劇論、アルテ・シェニカ教授


ルーカ・ゴルラ  Luca Gorla

イタリアミラノ出身。

ヴェローナ音楽院、ミラノ大学文学部卒業。ストレーザ国際音楽コンクール優勝をきっかけにC.ベルゴンツィ、R.テバルディ、L.ゲンチェル、M.オリヴィエ―ロ、M.フレーニ、M.デヴィーア、L.セッラ、R.ヴァルガスなど著名歌手の伴奏、コレペティトールとしてキャリアを積む。ベルカントオペラ評論家第一人者R.チェレッティと指揮者A.ゼッダのもとでアシスタントを務め、ローマ歌劇場、トリノ王立歌劇場、カルロ・フェリーチェ劇場、コンセル卜へボー、ロッシーニオペラフェスティバルなど数多くの劇場、音楽祭に招聘される。

Sony Classical, Deutsche Grammophonなどレコードレーベル、イタリア内外のエージェントからの信頼も厚く、アドヴァイザーとしてE. ガランチャ、J.D.フローレスを始め歌手のレパートリ指導にあたっている。
指導者としての評価も高く、アカデミア・ヴェルディアーナ(ブッセート)、アカデミア・ロッシニアーナ(ペーザロ)、アカデミア・スポンティーニ、ティルブルク音楽院、オランダ、ベルカント・サマースクール, AsLiCoなど多くの教育機関でコレペティを務める。

1993年~2004年までオランダ・ドルトレヒトベルカント音楽祭の芸術監督を務め、現在は指揮者F.ルイージと共にヴァッレイトリア音楽祭(マルティーナフランカ)で若手歌手育成に力をいれている。
ミラノ市立音楽院教授

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