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2025年開講Le Museオンラインレッスンのご案内

カルロ・ボスキ先生オンライン個人レッスン

目次

台本を勉強する意味

2018年11月25日のレ・プッブリカ紙に掲載されたリッカルド・ムーティーのインタビュー記事。

1982年に初めてCosì fan tutteを振ってから、36年たった今でもなお新しい発見があるというムーティ。その彼がロレンツォ・ダ・ポンテを天才と言い、言葉と音楽の密接なつながりに触れ、イタリア語、言葉の大切について語っています。

私が2015年から始めた声楽マスタークラスにどうしても台本アナリーゼを組み合わせたかったのも、ムーティと同じ思いがあったから。
2019年3月エリザベス先生発声ワークショップ参加生から、
『歌う上での表現はどのようにして考えていくのでしょうか?』
という質問があり、先生の答えは『言葉』から。

『花がきれい』というテキスト。日本語の音はhana ga kireiと誰でも問題なく読めます。
ですが、登場人物の感情や心情は、『わぁ、このお花すてき!!』と純粋な感動もあれば、余命僅かな登場人物の場合、 花=自分の愛する女性で、遠くにいる愛しい人を思っている場合によって、イントネーションや強弱等の違いが出てくるでしょう。

歌う上でも、その違いをきちんと踏まえた上で、イタリア語の発音、表現をすることがとても大切です。ボスキ先生のレッスンを受けられた方の中には、
「この役をこれだけ理解できるなんて、こういう性格をもっていたんだ、いま、やっとオペラ全体でのこの役が見えた」
「作曲家とオペラ作品の関係を理解できて、遠い存在だった作曲家を身近に感じられ、オペラの見方も変わりました。」
「たった4ぺージのアリアなのに、これだけの感情と心の状態があるなんてと、感動して涙を流す方も。

楽譜から読み込んだ作曲家や台本家の思いを観客に届ける、橋渡し的な役割がある私達。
台本作家と作曲家の意図が理解できれば、それを表現するためのテクニックの選択につながり、舞台上でも動きやすくなるはず。
対訳や音楽から感じられるものだけを基にした表現ではなく、作品の本質を捉える言葉から読み取る登場人物像。
思考や記憶の手段でもある言葉が、聞き手や話者自身の行動の方向付けをするのであれば、台本のアナリーゼはどうしても必要です。
目に見えるように言葉、音そして声が生き生きしてくるボスキ先生のレッスン
学生・プロ・アマ問いません、イタリアオペラを愛する方、ぜひご検討ください

ボスキ先生について

カルロ・ボスキ教授略歴
ボスキ教授レッスン風景1
ボスキ教授レッスン風景2
ボスキ教授レッスン風景3
過去の東京開催マスタークラスの様子

オンラインレッスンで必要なもの

安定したネット環境(ADSL・携帯電波利用は非奨励)
PCが望ましいですが、tablet、iPad、iPhone、スマホでも可能

レッスン内容

各レッスン生が選んだ曲を言葉からアナリーゼ、言葉と音楽の関係を読んでいきます。
1レッスン60分。
2回パック以上の方は、2時間続けてレッスンなど組み合わせ自由
注1)レチタティーヴォのみ、アリアだけと曲の選択は自由
注2)選択曲の言語はイタリア語、フランス語

レッスン費

(レッスン費、手数料、録音込み)
1回    税込15,000円
4回パック 税込58,000円 (1回あたり税込14,500円)
注)為替の変動により値段の変更がある場合があります。
日本語通訳をご希望の方は、通訳費として1回レッスンにつき別途税込3500円を頂きます。
友達同士で、オペラ公演準備のために3時間のレッスンを予約して非公開でボスキ先生と勉強会をしたいなど、様々な要求にも対応させて頂きます。

レッスン時間と日程について

日本時間17時~22時の間でいくつかのご希望日を申込みフォームにご記入ください。
日程調整を行い、レッスン生とボスキ先生の都合が合う日にレッスンを行います
ご希望日の10日前までにお申込みください。

お申込

お申込フォーム

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