肩周りを緩めつつ姿勢を保つ方法は?
- パソコン、家事で肩を巻く姿勢が多いなか、肩甲骨、前鋸筋、広背筋の緊張でなくリラックスしながらも姿勢が崩れないバランスを探りたいです
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上半身のバランスは全て仙骨(せんこつ)から始まります。仙骨とは骨盤をつくっている骨のひとつであり、それぞれの骨盤の骨はお互いにズレることができないため、上半身のバランスは骨盤が司っていると考えることができます。
このことからも、上半身のバランスが悪く力が抜けないということは、すなわち骨盤が思い通りに動かせていないということと表現することができます。
ということは、腕や肩甲骨のエクササイズも大切ではありますが、骨盤をいかに動かすかという点も、大切なメンテナンスの方法となります。
例えば、あぐらや正座をして、おへそを前後に動かすようにイメージしながら、骨盤を前後に倒すように動かす(これを前傾(ぜんけい)-後傾(こうけい)といいます)ことから始め、それがパソコン作業等での座った姿勢でも、家事等での立った姿勢でもできるようになれば、結果的に肩のあたりの力も抜きやすくなります。