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肩こり、もしくはstiff neckは、解剖学的にはどんな状態でしょうか。

今日の授業と質問で、
肩、首まわりのどこかの筋肉が上下左右何らかの方向性で縮むと、
肩こり、もしくはstiff neckと言われる状態になり、後頭骨→側頭骨→舌骨や、肩甲骨→胸郭→胸骨→舌骨などのつながりで動きにくくなる
なので、声楽的にも、体調的にもあまり「よくない」と言われるのかな、と思いました。
ただ、肩、首回りは沢山の筋肉がいろいろな向きでついているように見えて、具体的に何が起こっているのか、よくわかりません。
でも、もし上記の流れなら、今日の授業を受けて、逆に肩以外のところから脱肩こりもできるのかも?とも推測しています。
以前、巻き肩に関する質問で、骨盤の前傾-後傾からアプローチする、というのもこのつながりでしょうか。
https://lemuse.or.jp/il-mio-corpo-di-cantante-domanda4/

肩こりの原因は数多くありますが、歌い手にとって最も関連のある事柄は「頭の重さ」です。
頭は4kgもの重さがあり、その重さを、とても小さな頚椎のみが支えています。
さて、その頭は、身体の一番上に載っているため、首から下のすべての身体の構造の状態の影響をすべからく受け止めることになります。このことから考えると、例えば足の裏でさえも、頭のコントロールに様々な影響を与えることとなります。
そして、首から下の身体が、習慣的に同じ使い方を続けた場合、頭は常に同じコントロールを維持するように求められます。
この同じコントロールを維持してゆくと、同じ筋肉のみが使われ続けることになるため、その筋肉はしなやかさを失い、肩こりやStiff Neckの状態になってしまいます。
脱肩こりのキーワードは、姿勢をつぶさに観察すると、見つけることができます。
全身から答えを見つけ出しましょう。

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