環椎・軸椎・頭の関係について

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【質問】
第3回目の講義で環椎・軸椎・頭は大事な所を守っているので動かないという事でしたが、先生が小指の腹くらいの大きさとおっしゃっていた環椎のくぼみと後頭骨の丸いでっぱりの間では全く動きはないのでしょうか?
それとも、環椎に乗っている後頭骨の下の部分が揺り籠みたいな形になっているので、揺り籠みたいな動きが少しあるのでしょうか?

【回答】
こちらの関節の名前は「環椎後頭関節(かんついこうとうかんせつ)」といいます。
環椎側に凹みがあり、後頭骨側に出っ張りがあり、これらがお気付きの通り”揺り籠”のように合わさります。
ここの動きは「お辞儀-頭反らせ」の前後合わせて10°〜15°動くと考えられていますので、全く動かない関節ではありません。
ただし、前後合わせて10°なので、その動きは本当にごくわずかです。
その上、環椎後頭関節”だけ”を動かすことは不可能であり、環椎後頭関節を動かそうとした場合においては、すでに頚椎の”全ての関節”が動いているのが人間の身体の動き方です。

アレクサンダー・テクニークでは、この関節に非常に注目をしていて、「この関節(=環椎後頭関節(AO関節))を動かして頭を前後に動かして、身体を自由に動かせるようにしましょう。その関節は鼻の穴と耳の穴が頭の奥で交わるところにあります」といった論調でワークを行います。しかしながら、それは構造的に不可能ですし、目に見えるほど頭が動いているのならば、それは環椎後頭関節の動きを”含めた”頚椎全体の動きです。
残念なことに、そのワークに拘るあまり、逆に肩から上が不自然に動く方を、私は多く見てまいりました。医学的に間違った概念が、ただ有名だからといって音楽家の間で流布されている現状に、私は憂慮しています。
あくまで頚椎は全体性が大切なのです。

 

 

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