MENU
2026年8月・11月東京開催声楽マスタ―クラス

2026年8月・11月東京開催声楽マスタークラス。イタリア・オペラの伝統を学び、受け継ぐレッスンを受講しませんか?

イタリア語ディクション講座 | 2026年9月スタート

「オペラは言葉から」—イタリア語の正しいディクションを徹底的に実践し、「話すように歌う」への扉を開く講座。

機能解剖学から学ぶ歌手専用エクササイズ講座|2026年10月開講

高音で首・肩に力が入る。ブレスが浅く、長いフレーズが続かない。本番になると身体がガチガチになる。原因は、発声テクニック以前の「身体の使い方のクセ」にあるかもしれません。筋肉・筋膜・骨格の動きを解剖学から解説し、理論とエクササイズがセットで学べる歌手専用の全24回講座を開講します!

オンライン開催 | エリザベス先生発声ワークショップ(4月~6月)

2026年4月~6月開講:エリザベス先生があなたの疑問に直接答える、実践的オンライン発声講座。全6回・アーカイブ付き

カテゴリー
カレンダー
2026年8月・11月東京開催声楽マスタ―クラス受講生募集中

「華奢で手のひらが薄い」手のタイプの身体の使い方

私の手は「指が非常に細くて長く、手のひらは薄くて小さい」という特徴を持っています。そのため、ショパンのノクターンのような、単音で深々とメロディを歌い上げる表現に苦手意識があり、弾くときに力んで筋肉が固くなってしまう悪循環を感じています。
このような「華奢で手のひらが薄い」タイプの骨格であっても、無理に固くならず、深みのある豊かな音を響かせるための、身体の使い方(あるいはタッチのコツ)はありますでしょうか?重みをのせて、とよく言いますが、本当に重みは必要なのか、とも思います。
 また、「手が薄いから響かないのではないか」という苦手意識(マインド)を書き換えるためのアドバイスもあれば、ぜひ教えていただきたいです。

御存知の通り、ピアノは打弦楽器です。複雑なハンマーアクションによって、硬く締まったフェルトが弦を振動させます。そのハンマーアクションの速度によって強弱が決まりますし、譜面上の次の音を奏でるためのハンマーアクションの速度によって、弦と弦どの共振が生じ、ピアノ筐体の共鳴が生じ、音色の違いが生まれます。子供の演奏が平らに聞こえるのは、そのハンマーアクションが全て同じ速さで動いているからです。

さて、ハンマーアクションは、鍵盤を「下に押し付ける力(=トルク)」で決まるのでしたでしょうか?違いますよね。速度です。確かに押し付ける力で音色が変わるのであれば、筋肉がある事に越したことはないと言えます。しかしキーワードは速度です。速度を決定づけるのは「筋肉の収縮速度」であり、かつ「関節の回転の動きを邪魔しない」点が重要になります。

この点から考えますと、たとえ華奢に見える筋肉でも、「収縮速度」が「適切」であれば、ハンマーアクションの速度を思い通りに変化させられますし、「関節の回転の動きを邪魔しない」、つまり数多くの関節を同時に動かせるようにしておけば、たとえ華奢な手でも演奏することが可能です。

筋肉だけで演奏はできません。関節も、姿勢も、重さも、何なら想像力、音楽性、経験 etc.様々な要素が今の演奏に現れています。つまり、華奢な腕は身体の特徴であって、演奏の特徴にはならないかと存じます。

目次
error: 申し訳ございません