手のアーチを考えた時の親指と鍵盤の接し方

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【質問】
親指は手に対して、他の4本の指とちがう付き方をしているので、鍵盤と触れる部分も他の指と違ってくるわけですが、手のアーチを考えた時、親指は、指先のどのあたりで鍵盤と接するのが、理論上よいことになりますか?

【回答】
親指の外側の面です。
手を自然に下に垂らした時、親指の腹は手のひらの方を向いています。つまりこの姿勢(形状)が、親指にとって最も効率の良い姿勢です。ご参考までに、親指の腹を下に向ける(=鍵盤に向ける)ためには、握手をするように手を前に差し出すと、親指の腹は下に向きますが、それではピアノは弾けないですよね(笑)。
さらには、親指の腹を鍵盤につけようとすると、この自然な姿勢から親指を外側に向かって「ひねる」必要が生じますが、「ひねる」ことができる専用の筋肉はありません。
つまり、親指の外側(人差し指とは反対側の側面)が鍵盤に当たることが、効率よく動かすスタートラインといえます。

ただし、オクターブのユニゾンのように、親指と小指が離れてゆきますと、鍵盤が腹に当たりやすくなりますし、クラスターコードのように、親指と小指が近づきますと、外側はより当たりやすくなります。
フォームによって当たる場所は変わる、というのが正解かもしれませんね。

 

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