尾骶骨の場所を確かめる方法とストレートネックについて
- 尾骶骨の場所がわかりません。他に確かめる方法がありますか。
また、尾骶骨が大事、ここを意識して座ってみてくださいとおっしゃられましたが、それは俗に言う、骨盤を立てる、ということですか。
中学生の生徒にストレートネックの子がいるのですが、これは骨盤の前傾後傾の運動をしていれば直りますか? -
尾骶骨、つまり尾骨の位置は、臀裂(お尻の縦の割れ目の線)の一番上の端あたりに硬く触れることができます。ただし、過去に尻もちをついた人などは、内臓の方に曲がってもぐりこんでいて、触りにくい場合があります。
「骨盤を立てる」という指導文言は、骨盤の前傾を促すためのキーワードです。結果的には、骨盤が前傾すると尾骨も立つように見えます。つまり、意識させる場所が「腰の骨」なのか「尾骨」なのかの違いだけとなります。
ストレートネックについては、脊柱全体の動きが大切ですので、骨盤の前傾-後傾の運動を行うことにより、脊柱全体を動かすことはとても大切な取り組みです。
その一方で、脊柱が動きにくいからストレートネックになるのではなくて、生活習慣の中にストレートネックの原因となる姿勢や目の使い方が潜んでいます。そちらに気づき、その姿勢や目の使い方を避ける事のほうが大切かと存じます。