イタリアで見つけた音楽サイト、音楽雑誌、新聞から興味深い、面白そうな記事を定期的に紹介出来ればなぁと。思いはあるのですが、時間が。。。
気長~にお付き合いいただければ幸いです。m(__)m

記念すべき(笑)第1回目は、この方。私の大好きなピアニストの一人、マルタ・アルゲリッチ。別府のマルタ・アルゲリッチ音楽祭を始め、ローマ、オランジュで7回は彼女の生演奏を聴いてる。楽譜に忠実でない、アルゲリッチ節が強いとかいろいろ言われる事もある彼女ですが、私は彼女の音に呪縛されています。

2016年11月7日にバーレンボエムと一緒に行った演奏会についてのインタビュー記事( Corriere della sera)から。

お二人は出会いは?
ピアノの下よ!!私が8歳、彼は7歳の時だったわね。。私たちの母親がブエノス・アイレスの音楽家たちが集まる家に私たちを連れて行ったの。二人とも1949年にデビューして、年齢は幼いけど、私たちはもうすでにピアニストだったよ。でも、この日の午後はたくさんの人が行き交う混乱のなか、二人でピアノの下に隠れて遊んだの。天才ピアノ少年、少女とよばれていたけど、それと同時に普通の年相応な子供でもあったの。

1949年はブエノスアイレスのアストラル劇場でベートーヴェンピアノ協奏曲第1番でデビューされた年。スカラ座と共演(2016年11月7日)も同じ演目ですね。
私の人生の鍵となる曲ね。この曲を8歳で弾いたときに体中が震えていたのを覚えています。今でもそれは同じですけどね。

その場からさぞ逃げ出したかったことと思います。逃避願望は根強く残っていますよね。コンサート前の舞台袖での抵抗,キャンセルが有名ですが。
公共の場での演奏は私の悩みね。時間がたつにつれ音楽への愛情は増すけれど、いまだに人前での演奏は不安を感じます。矛盾しているように見えるでしょうが、私にとってはこうなの。ダニエレが言うには、私の完璧主義さが原因らしいけど。故クラウディオ・アッバード、私の友人達から「私たちの職業がどんなに恵まれているか」と叱責されるたびにこう答えるのです。「わかってるわよ、だけど人前だけでなくてもいいじゃない」。舞台で孤独なピアニストほど嫌なものはないわ。

実際、長い期間ソロでのコンサートはされていないですが、ルガーノで音楽家の友人そして才能ある若手音楽家が集うマルタ・アルゲリッチ・プロジェクトを創られましたよね。
友人たちと一緒に演奏するはとても好きですよ。不安、緊張などのプレッシャーを克服するのを助けてくれ、演奏する喜びを再発見できるのよ。ダニエレとの演奏は最高ね。彼は疲れを知らないの。コンサートが終わった後も彼に「今、二人で弾かない」というと、彼は必ず「もちろん!」というのよ。

クラウディオ・アッバードもピアニストになりたかったようですね。
とても上手だったのよ。私の師フレードリッヒ・グルダと研鑽を積んだのよ。でも、諦めたのよね。ピアニストが2時間で出来ることを自分は8時間かかってしまうと言っていたわ。若いクラウディオ、私たちみんな若かったわ。ポッリーニに出会ったとき、彼は15歳、私は16歳。一緒にペトルーシュカを弾いたのよ。

素敵な時間の経ち方

スカラ座デビューは18歳の時でしたよね
スカラ座に初めて入った時、まるで私が11歳の時にデビューしたブエノスアイレスのコロン劇場にいるかのようだったわ。コロン劇場はスカラ座の2倍の広さで、イタリアの建築家が設計したのよ。アット―ホームに感じたのを覚えています。

それを表すかのようにその後、スカラ座にはズービン・メーター、ミッシャ・マイスキー、サルバトーレ・アッカルド、ウラディミール・アシュケナージと共に度々演奏されましたよね。最後のスカラ座でのコンサートから22年、2016年6月にリッカルド・シャイ指揮スカラ座フィルハーモニー管弦楽団とミラノのドゥーモ広場でコンサートには私たちも驚きました。
シャイにとても強い絆を感じているの。彼とはベルリン、ライプツィッヒでも一緒に演奏しましたし、1か月前にはパリでスカラ座フィルハーモニー管弦楽団と演奏しました。とても素晴らしいオーケストラでまた一緒に演奏できることをとても嬉しく思います。

偉大なピアニストとして生きる難しさは?
ピアノはとても要求の多い恋人で、独り占めにしたがるのよ。3回の結婚、3人の娘を授かり、ピアノを裏ぎようと試みたけど。結局は私の愛はピアノなのでしょうね。愛情、大切な家族も犠牲にしてね。よい母親だったかはわかりませんが、良い祖母になることは可能かもしれませんね。

時間の経過がピアノにどのくらい影響しますか?
75歳ともなると、背中、足など自分の体の考慮を強要されるけど、ピアノの前に座ればそれらの事は忘れてしまうわね。

今後のプロジェクトは?
演奏会を減らす事。演奏会を減らす減らすと自分に言っているのに、よりいっそう演奏会は増え続けているのよ。あと何年生きられるかわからないし、自分自身にも亡くなる前に何がしたいか問いているの。でも、それを見つけるには、演奏会をやめなければいけないでしょうね。

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2016年の9月、ローマでのコンサートの後で。

結構ご機嫌もよく、
私『今回は写真を一緒にね』
マルタ『いいわよ』

って言ったのに

コレ!!

裏切られた~!!!!

2018年2月、また彼女の演奏を聴きにいってきます。次回は裏切られないように気をつける!!といってもその時の彼女のご機嫌しだいだけど。。。

 

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