今年はキジャーナ音楽院でセミナーを行ったデヴィーア先生。私も、近くの町に仕事で来てたので、お昼をご一緒にという事になり、会いに行ってきました。
先生曰く『私は問題ないけど、たぶんレッスンの聴講はできないかもよ』との事だったのですが、キジャーナ音楽院事務局へ行くと有難いことに聴講問題なし!
多くの音楽家が通ったであろう廊下を突き抜けたら

デヴィーア先生のレッスン室が。

朝10時からのレッスンの20分前に着いた私。中から入念な発声も聞こえてきます。
『朝のレッスンだから受講生も大変だ。体も声も温めないとね~』と思いながら廊下の椅子に座ってデヴィーア先生待ち。
ですが、どうも中から聞こえてくる声が先生っぽい・・・・聞けば聞くほどほどデヴィーア先生の声・・にしか聴こえなくなってきた。
廊下にいた受講生であろうイタリア人に
『中で発声しているのは受講生のかた?』
と聞くと、
『いいえ、先生です。私は30分ほど前にここについたのですが、すでに発声を始められていました』
との事!
デヴィーア先生!!さすがです。レッスン前にきちんと声を温める。レッスン中に歌われるか歌われないかではなく、歌手としてきちんと体と声を温める。
その姿勢に脱帽です。
10時5分前にレッスン室の扉が開き、私の顔を見ての第一声が
『賄賂払ったの?』でございました。
レッスン中に聴かせていただいた声、先生が言う響きの場所、音が通る場所、音の方向性、体の使い方、フレーズ感など、先生のレッスンに通えば通うほどその意味が少しづつわかってきます。
『ベッリーニの作品は書いてある通りに歌うから素晴らしく美しく芸術的であるのに、それを少しでも自分で勝手に変えてしまったら、芸術も素晴らしさもすべて消えるわよ』と、ベッリーニを歌いこんだ先生からのアドバイス。
オペラ史に残り、歌手に多大な影響を与え続けたデヴィーア先生。
先生の声を聞くためならこれからも賄賂払います(笑)

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