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バルバラ・フリットリ略歴

ミラノ生まれ。ジョヴァンナ・カネッティの指導のもと、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を卒業。数々の国際コンクールで入賞し、その類まれな声質により、世界の主要な劇場で活躍するキャリアをスタートさせた。1990年代初頭からは、W.A.モーツァルトの主要な解釈者のひとりとして、このレパートリーで世界の主要な劇場や音楽祭で大衆と批評家の絶賛を浴びている。

中でもクラウディオ・アバト指揮、フェラーラでの『フィガロの結婚』(伯爵夫人)、ザルツブルク音楽祭およびトリノ歌劇場でのヴェルディ作曲『オテッロ』(デズデモーナ)、ウィーン国立歌劇場およびラヴェンナ音楽祭でのリッカルド・ムーティとの『コジ・ファン・トゥッテ』(フィオルディリージ)などがオペラ史に残る名演である。
ザルツブルグ音楽祭ではロリン・マゼールと『ドン・ジョヴァンニ』(ドンア・アンナ)、バスティーユ・オペラではジョルジュ・プレートルと『トゥーランドット』(リュー)、そして同役でズービン・メーター指揮フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団とツアーを行った。

メトロポリタンではジェイムズ・レヴァインとの『オテッロ』でデズデモーナを演じ、ブリュッセルではアントニオ・パッパーノと、ウィーン、ニース、フィレンツェではズービン・メーターと同役を歌い、同じくメーター指揮でミュンヘンでも同役でデビューした。グラインドボーン、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタンで『ドン・ジョヴァンニ』のドンナ・アンナを歌い、サー・チャールズ・マッケラスの指揮で『イドメネオ』のエレットラ役、コリン・デイヴィスの指揮で『皇帝ティートの慈悲』のヴィテッリア役、ロイヤル・オペラ・ハウスでマウリツィオ・ベニーニ指揮『ルイザ・ミラー』でルイザ・ミラー役を歌う。ミラノ・スカラ座では、『トロヴァトーレ』のレオノーラ、『ファルスタッフ』のアリーチェ 、ヴェルディ作曲『オテッロ』のデズデモーナ、『フィガロの結婚』の伯爵夫人、『エジプトのモーゼ 』のアナイデ、三部作『修道女アンジェリカ』のアンジェリカ役を好演した。

他にもペルゴレージの『イル・フラミーニオ』、ウィーン国立歌劇場とニューヨークメトロポリタン歌劇場での『ラ・ボエーム』(ミミ)、コヴェント・ガーデンとメトロポリタン歌劇場での『カルメン』(ミカエラ)、『ドン・ジョヴァンニ』(ドンナ・エルヴィーラ)、トリノとパリでクリストフ・ルセと『ポントの王ミトリダーテ』(シーファレ)、ローマ歌劇場でダニエラ・ガッティと『海賊Il 』(メドーラ)、『フォフマン物語』(アントニア)、『ファルスタッフ』(アリーチェ)はフィレンツェでパッパーノと、コヴェント・ガーデンではハイティンクと行う。

ズービン・メータの指揮でフィレンツェ歌劇場では『シモン・ボッカネーグラ』のアメリア、『ファウスト』のマルゲリーテ、『ルイザ・ミラー』表題役、『ドン・カルロ』のエリザベッタでデビュー、バルセロナのリセウ大劇場では『トゥーランドット』のリューでデビュー。その他、『タイス』、『アドリアーナ・ルクヴルール』、『道化師』、『外套』、『カヴァレリア・ルスティカーナ』など、多数のレーパートリーを持つ。

オペラ以外のレパートリーには、著名な指揮者やオーケストラと多数公演したヴェルディの「レクイエム」をはじめ、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」、 モーツァルトの「大ミサ曲」、カンタータ 「悔い改めるダビデ」」(ロンドン響/コリン・デイヴィス)、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」、ロッシーニの「スターバト・マーテル」(リッカルド・ムーティ、リッカルド・シャイー、カルロ・リッツィ)、マーラーの交響曲第4番(ロイヤル・コンセルトヘボウ管/ベルナルト・ハイティンク)、マーラーの交響曲第2番(ズービン・メータ)、グノーのオラトリオ「死と生」(マルチェロ・ヴィオッティ)などがある

これまでにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、スカラ座フィルハーモニカ管弦楽団、ボストン交響楽団、リッカルド・ムーティ、クラウディオ・アバド、リッカルド・シャイー、ズービン・メータ、ワレリー・ゲルギエフ、ジャンアンドレア・ノセダを始めとする世界で最も権威のあるオーケストラ、主要な指揮者と多数共演。

2001年エコー賞 最優秀歌手賞-『ドン・ジョヴァンニ』(W.A.モーツァルト) 指揮:サー・チャールズ・マッケラス
2003年グラミー賞ノミネート:最優秀オペラ録音賞(W.A.モーツァルト「イドメネオ)
2003年アッビアーティ賞
2010年グラミー賞 最優秀クラシック・アルバム(ヴェルディ・レクイエム)
2010年宮廷歌手賞 オーストリア

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