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「肩凝り」とは、実際にはどのような状態なのでしょうか?

肩凝り持ちなのですが、「肩凝り」とは、実際にはどのような状態なのでしょうか?
首・背中の筋肉、肩甲骨の状態やそれぞれの有機的関連性などについて知りたいです。

「肩凝り」は、国内においては医師のみが用いることが出来る正式な診断名です。
基本的な病態としては、肩を動かす筋肉が、「いつも収縮して固くなっている状態」が続いてしまい、
筋肉の中の細い血管の新鮮な血液の流れが滞ってしまった結果、痛みとして感じられるようになってしまった状態といえます。
つまり、「いつも収縮している状態」が無くなれば、肩のコリも無くなるということです。

では、その状態になりやすい状況とは、いったいどのような状況でしょうか。
それは「同じ姿勢」や「同じ使い方」を続けていると、肩を動かす筋肉が「いつも収縮している状態」となりやすいのです。
その点から考えますと、肩そのものである肩甲骨を「同じ姿勢」や「同じ使い方」をしないという取り組みがとても大切になります。

さて、肩甲骨は、他の大きな骨と関節をつくっておらず、筋肉によって浮かばされている骨であることは、セミナーにて学ばれた通りです。
ということは、それらの筋肉が「どこにくっついているか」がわかれば、その「くっついている場所」を積極的に動かすことで、肩甲骨が動き出し、肩を動かす筋肉が「いつも収縮している状態」から抜け出すことが出来ます。

この「くっついている場所」が、頭の後ろの出っ張りや首の骨、背骨、骨盤、肋骨 等、上半身の中に多数ありますので、それぞれが有機的に複雑に影響を与え合います。「フレーズに合わせた呼吸と肩の関係」「演奏姿勢と頭と肩の関係」「腰の安定と肩の関係」といったように、様々な組み合わせにより肩の状態は決まります。

演奏中はもちろんなのですが、普段の生活の中でも「肩=腕の付け根」ではなく「肩=肩甲骨」の意識で、
あらゆる方向に積極的に動かしてみてくださいませ。

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